【必読】裏声の底力|初学者が重点的に行うべきトレーニング

こんにちは!ボイストレーナーのなかむら詩子です。

あなたはもう、裏声が持つ底力を体験されましたか?
弱い声だと勘違いされやすい裏声には、実は驚くべき底力が潜在しています。

今回は、裏声に潜在する底力についてお話します。どうぞ最後までお読みいただければと思います。

01裏声とは?

そもそも、裏声とは何でしょう?

裏声とは、声帯の「伸び縮み」をサポートする筋肉を使って出している声です。ちょっと専門的な言葉を使うと、伸展筋群を使って出す声です。

輪ゴムを引っ張ると伸びて薄くなりますが、これと似たような原理が、声帯に働いている状態です。

高い声を出したり、音程を調整したりする機能があります。

02半年間でガサガサ、音痴が改善された!

私の教室を利用している生徒様に、声優養成所の講師をされている方がいらっしゃいます。

ある日、「自分が担当するクラスに、声が弱くガサガサ。音程が取れない人がいるんです。どうしたらいいですか?」というご質問を受けました。

そこで私は、裏声のトレーニングをたくさんさせるように伝えました。

私のアドバイスを受けて、その方はご自身が担当する生徒様に、フースラーメソードにおけるアンザッツ4番に相当する「ミッキーマウスの声」をたくさんやらせたそうです。

するとどうでしょう!半年後、見事に声がよくなった!と感動のご報告をいただきました。

実は私の生徒様にも、声がガサガサで、咳や痰が出る。笑っちゃうくらいに音程が取れないというお悩みが、数ヵ月で改善されたという方がいらっしゃいます。(こちらの「実録・5ヵ月で変わった『発声』のしくみ」でもご紹介中です)

裏声には、驚くべき底力が潜在しているのです。

03声の基本は裏声

私が生徒様たちに、裏声のトレーニングをたくさんするようアドバイスしたのには、

  • 声帯の伸展を蘇らせる
  • 音痴改善

以上の理由もありますが、声の基本裏声ですので、とにもかくにも、初学者は特に裏声をやって欲しいという想いもありました。

私はよく、初めて受講される生徒様に「声の基本は、裏声と地声、どちらだと思いますか?」という質問をさせていただきます。すると面白いことに、ほぼすべての生徒様が「地声」とお答えになります。

最初に"地"の強い声があって、そいつを弱く出すと裏の声になる。そんなフワッとしたイメージで声を理解している方が多いのです。

本来のボイストレーニングは、「混合状態」の裏声と地声を、一度しっかり「分離」して、「強化」した上で「再融合(ブレンド)」するというプロセスを踏みます。(※)

このプロセスをしっかり経験していただくと、基本の"ベース"である裏声に、地声を混ぜていく感覚がわかるでしょう。

私はこの感覚を「水の入ったバケツに絵の具を垂らしていくような感じ」と伝えています。

水が裏声、絵の具が地声です。

地声はただの強い声、声量のある声ではなく、裏声でしっかりコーティングされた声とも表現できます。

04まとめ

ボイストレーニングでは、裏声をとても重視します。フースラーメソードを教えている先生方でも、恐らく初学者には、アンザッツ4番、5番、6番辺りから始める方が多いのではないでしょうか?

特にアンザッツ4番は、言語化しにくい不思議な音色なので、音像を捉えるのに苦労されるかもしれません。

まずはしっかりお手本の声を聞いて、毎日少しずつ稽古・トレーニングすると、半年から一年くらいの間にピン!とひらめく瞬間が来るかと思われます。

焦ることなく、一緒に鍛錬をしていきましょう。

あなたのボイトレライフが今よりもっと充実しますように!
レッスンのお申込みもお待ちしております。

※武田梵声『ボーカリストのためのフースラーメソード 驚異の声域拡大をもたらすアンザッツとは?』リットーミュージック 2012年(54頁1行目~64頁 PART2 裏声と地声のバランス調整)

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